「結構」の壁
今朝のゴミ捨ての帰り道
背後のバス停から、どさっという音が。
振り向くと
停車中のバスから降りたらしき
年配の男性が、地面に倒れていました。
「大丈夫ですか!?」
慌てて駆け寄り、またびっくり。
男性の額から、血が流れています。手からも。
「名前聞いて~!」と、車内の運転手さんから声をかけられて
急いで名前を聞き、報告。
「バスにぶつかって怪我したわけでもねえし、なーんの保障もできねえろな~」と言いながら
運転手さんはバスを発車させ、去って行きました。
「えっ。どうしよう?!」と焦るわたし。
とりあえず歩けることを確認し、男性の自宅に向かって歩き出す。
「お怪我されているようですが、手当しましょうか?」
・・・「結構です、大丈夫です。」
「ご家族はいらっしゃいますか?」
・・・「いや、いません。」
えーっ。
・・・「ほんとにもう結構です、大丈夫ですから。」
そう言って、男性は、去って行きました。
「結構です。」というバリアに
わたし、なにもできませんでした。
わずかながらしたことといえば
その男性が住んでいるらしき町内の町内会長さんに連絡。
交番に電話。
でも、「結構です」と繰り返していた男性には
近所のひとやお巡りさんの訪問も、迷惑だったかも。。
余計なお世話だったかも。
ああ、でも、バンドエイド程度の手当であっても、するべきだった。
相当の怪我なら、そのまま病院に行けばよかった。
「バリアフリー」「地域力」「高齢化」「コンパクトシティー」
いろいろ言葉は浮かぶのに
なにひとつ手を差し伸べられない自分。
これが現実でした。
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コメント
バスの運転手さんの「保障ができないだろうな」の言葉に切なくなりました。
だって、保障じゃなくて・・・
そういうことではなくて「大丈夫ですか?」っていう
その気持ちですよね。
ナグモさんが駆け寄ったその気持ちですよね。
ケガをされていた方にご家族がいらっしゃらない(近くにかもしれないけど)のなら、
町内会長さんや交番に連絡するのは、正解だと思います。
だって、何かあったら・・・
ちょっと位迷惑だったとしても、
ひとりぼっちよりは、何倍も何倍もいいですもん。
もし、会長さんやお巡りさんが訪問していたとしても、
きっと男性は「ありがとう」って思っていると思いますよ。
でも、なんだか「結構です」って少し切ないですね。
バリアですね。
投稿: | 2009年1月24日 (土) 18時44分
>「結構の壁」に書き込んで下さった方へ
書き込みありがとうございます。
「結構です」も「保障できない」もおっしゃる通り切ない言葉です、人と人の距離を感じるからでしょうか。でも守らなければならない距離もあるから難しい。。ただ今回のことで、よくオバチャンが「いいねっかて~」と言いながら相手の遠慮を吹き飛ばしている、あの姿に畏敬の念を抱きました。
投稿: nagumo | 2009年1月25日 (日) 01時50分